製品開発ブログ・東京ブラインド
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ハイブリッドブラインド 元JVCケンウッド音質マイスター萩原さまの声

吸音ブラインドと木製ブラインドを組み合わせたハイブリッドタイプの効果を、O邸にて元JVCケンウッド音質マイスターの萩原さまに実感して頂きました!

以下萩原さまの視点からみたハイブリッドタイプのご感想です。
是非ご覧ください。

欧州のコンサートホールの響きの得られるハイブリッドブラインド

                 元JVCケンウッド音質マイスター  萩原光男

東京ブラインド社の、ハイブリッドブラインドの設置された部屋の試聴を報告したいと思います。ハイブリッドブラインドは、吸音能力を具備したブラインド(フェルトーン)+木製ブラインドの組み合わせです。

東京ブラインド社の製品は、ブラインドという商品の先進国である欧州の国々から技術や部品を取り入れて作られています。今、オーディオ製品は欧州、特に北欧の企業の製品が多くなっていますが、私はそういった国々の製品に、厚みのある板を使うなどの作りの良さと、製品の重厚さが生み出す今までにはなかった音に好感を持っています。

東京ブラインドの製品もその延長にあり、多くの既存のオーディオ関係の企業がつくるコストを抑えたもの作りよりも、高級ブラインドを作ってきた実績から作られるインテリア製品の延長にある東京ブラインドの製品に好感を持っています。

それでは、東京ブラインドのハイブリッドブラインドを設置したO氏の自宅スタジオの音を報告しましょう。

O氏の自宅スタジオはしっかりした壁の防音マンションです。

玄関から窓に向かって細長いほぼ15畳ほどの広さです。

玄関から入ると、居間と玄関の空間を仕切るように3mほどの、吸音ブラインドフェルトーンが設置されていています。フェルトーンは圧縮されたフェルトにより吸音が主となるタイプです。

窓側には約2mほどのハイブリッドタイプが設置されていて、国産杉の無垢板と前述のフェルトーンが交互に配置されている仕様です。

特に窓側の木製ブラインドは、インテリア的にも調和しています。板が縦に配置されているのでその縦ラインが、横長の家具の多い室内にアクセントが生まれます。室内の照明を下げると、大通りに面した窓からブラインドを通して薄明かりが柔らかく、半間接照明のように室内を照らします。

従来のブラインドやカーテンでは得られない雰囲気です。ブラインドの一枚一枚の幅は10cmほどですが、その適度な幅がとても良い落ち着きを醸しだしています。インテリアとして練られ、配慮されたデザインであることがわかりました。

さて、問題の音ですが、自然で違和感のないものでした。特に低音の表現に関しては欧州の有名コンサートホールやオペラハウスを思わせるものがあります。

中高域は、ブラインドで反射音が形成される素材の質などで決まりますが、この得難い低音の表現力を中心にレポートしましょう。

一般的に低音の吸音は難しいものです。

一般的な部屋では50Hzから300Hzぐらいの周波数の定在波や固有の鳴きが出やすいものです。

たとえば、100Hzは1波長3・3m、50Hzは6・6mです。特定の周波数の吸音はその波長の吸音材料を用意する必要があります。一般に販売されている吸音パネルなどは、せいぜい1mから2mです。こういった製品では、こういった波長の長い音に対応することはなかなか難しいものです。

東京ブラインドの吸音ブラインドが有効なのは、窓全面を吸音部品とすることができるところにあります。

O氏の部屋の場合、ブラインドの設置された窓の横幅は約4mありここに東京ブラインドの吸音ブラインドが設置されることで、4mの波長の低音に対応することができます。

4mの波長の周波数は約80Hzです。半波長では40Hz、四分の1波長では20Hzです。ちょうどオーディオでの周波数帯域下限20Hzまで処理することができることになります。

吸音ブラインドの吸音効果は、ブラインド全体が一枚のパネルになりその背後に空気層があることで、吸音効果を実現します。

この吸音ブラインドの効果で実現される低音の特徴は、ヌケの良さにあります。多くのオーディオマニアは、グラスウールなどの吸音材料で吸音したときのモヤモヤ感やまとわりつくような鬱陶しさは知っていると思います。

吸音ブラインドで処理された低音は、低音が部屋という構造体から浮き出て音楽的に漂うような低音になります。

こういった低音は、欧州のオペラ座でしか味わえないものです。

オペラハウスの低音は、舞台の下にあるオーケストラピットとオペラハウス特有のドーム型の天井のあいだで作られる独特のものです。特定のブンという低音が強調され滞空時間が長い音で、その音が空間に漂う、というものです。

O氏宅ではブレイブハートというメル・ギブソン主演の映画をブルーレイディスクで拝見。野外の戦闘シーンを中心に視聴しましたが、広大な野外が感じられる中に大砲や軍隊の足音がとどろく感じは、吸音ブラインドなしには考えられないものでした。

他の試聴室ではほとんど経験できない音でした。

ほかにもヒップポップのようなクラブサウンドを聴きましたが、低音のリズム楽器が音像がクリアで躍動感があり音空間に漂うような印象でした。

以上、吸音ブラインドの評価ですが、この製品は、欧米の音に憧れるオーディオファンにとっても大きな福音であり、既存のクラシックやJAZZファンにとっても気持ちの良い音空間を創り出す訴求力のある製品だと感じました。

萩原様のプロフィールはこちらをご覧ください。

http://www.ec-kenwood.com/cgi-bin/omc?port=33971&req=misc/meister/vol_6.html

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